思いついたことを、口にしてみる
自分の意見が形になったことはありますか?
春募集や秋募集といったキャンペーンを進める、マーケティングチームに所属しています。そこで、いくつかの提案を採用してもらいました。
ITCには施設をまたいで使う掲示板があります。そこで、各施設の取り組みをリレー形式で紹介したいと提案したところ、「やろう」とすぐに動いてくれました。キャンペーンを一施設だけでなく、全施設で統一しようという提案も採用されました。特別なことをしたわけではなく、思いついたことを口にしてみただけです。意見を出せば、きちんと受け止めてもらえる職場なのだと分かったことは、大きかったです。
この3年間は、本当に変化の連続でした。テニススクールのフロントとして働くつもりで入社しましたが、コートが減ったり、工事が入ったり、それまで知らなかったスポーツが始まったり。それでも振り返ると、変化がある方が楽しかったと思います。変化の少ない環境から転職してきたので、なおさらです。時間が過ぎるのはとても早く、その速さに自分の成長が追いついているかは分かりません。それでも、取り組んだ分だけ成果につながり、評価もしてもらえる。今は、やるしかないという気持ちです。
最初の面接をしてくださったのは、当時取締役だった中村社長です。そのとき、「笑顔がいいよ」と言っていただけたことが、すごくうれしかったんです。それ以来、しんどいときも笑顔でいることを心がけています。
フロントという仕事に出会ったきっかけは?
工場で4年半働き、22歳で転職を決めました。同じ作業を繰り返すうちに、時間が過ぎるのを待っている自分に気づいたんです。人と話す仕事がしたいと思いました。
接客は未経験でしたが、昔から体を動かすことは好きだったので、人と接しながらスポーツにも関われる職場を探しました。「神戸 テニス」と検索して知ったのがITCです。
決め手は、ホームページとITC神戸のInstagramでした。笑顔の写真が多く、楽しそうだな、というのが第一印象でした。それに、「ハートフルコミュニケーション」を掲げていたので、お客さまだけでなく、一緒に働く人も大切にしている会社なのかなと思い、応募しました。

未経験から、フロントの仕事へ
入社してみて、想像と違ったことはありますか?
フロントには、こんなに多くの業務があるんだ、というのが一番の驚きでした。来場された方に挨拶をして、電話に出る。それだけだと思っていたら、数字を見たり、Excelを使ったり、その日のお金を管理したり、締めの入力をしたり。1年目は、とにかく覚えることが多かったです。
職場の変化の速さについていけない時期もありました。自分が立てた計画どおりに仕事が進まない日が続き、正直、余裕をなくしていました。この仕事は、一度覚えたら終わりではない。去年と同じやり方が、今年も通用するとは限らないのだと、1年目に思い知りました。
助かったのは、質問しやすい環境だったことです。一緒に働く準社員の方には勤続年数の長い方が二人いて、本当に優しく教えてくれました。上司のコーチも気にかけてくれているのが伝わり、「これが分かりません」と言いやすかったです。別施設の先輩フロントからも、「いつでも電話していいよ」と言ってもらっていました。実際に電話をすると、「今、大丈夫だよ」と話を聞いてくれたんです。挨拶をする、目を見て話す、時間を守る。そうした当たり前のことを、スタッフ全員がきちんと守っているのも、入社して感じたことです。
フロントでは、どんな仕事をしていますか?
まずは、前の時間帯のスタッフから引き継ぎを受けます。来場される方が少ない時間には事務作業を進め、Instagramやホームページの更新、お金に関する処理などを行います。
レッスンが始まると、お客さま対応が中心になります。挨拶や各種手続きを行い、コートへ配布物を届け、簡単な清掃もします。夜はその日のお金を確認して入力し、翌日への引き継ぎを残して締め作業をします。土日は来場者数が多く、お客さまと接する時間も多いですね。
休みの日はジムへ行ったり、三宮へふらっと出かけたりします。趣味らしい趣味がなくて困っているんですけど、Netflixを見たり、外へランチに行ったり。家にこもるより、出かける方が好きなんです。働き始めてからは、テニスやピックルボールもするようになりました。事務作業が続くと目や肩が凝りますが、テニスなら自然と全身を動かせます。上達を目指すというより、デスクワークをしている人にとって、とてもいいスポーツだと思っています。
お客さまと、仲間と働く
忘れられない瞬間はありますか?
入社して間もない頃に、入会手続きを担当したお客さまがいます。その方は、けがのため休会することになりました。しばらくして復会されたとき、私が最初に担当したお客さまの一人だったので、お名前を覚えていたんです。「◯◯さん、お久しぶりですね。けがはどうでしたか」と声をかけると、不安そうだった表情がぱっと明るくなって、「あ、覚えてくれてたんや」と言ってくださいました。
お客さまの名前と顔だけでなく、なぜお休みされていたのかまで覚えて、フロントから声をかける。それだけで、こんなに笑顔になってくださるのだと、強く印象に残りました。
一方で、今も反省していることがあります。仕事に追われ、余裕をなくしていた時期のことです。お客さまから電話がかかってきたときに、「今なのか」と思ってしまい、少し冷たい対応をしてしまいました。その方は今も来場されるので、顔を合わせるたびに、あのとき冷たく言ってしまったなと思います。それ以来、以前にも増して丁寧に接するようにしていますが、そういうところは、まだ足りないと感じています。

この仕事の大変なところと、そこで工夫していることは?
仕事が日々変わり、その変化についていくのが大変です。指示を待っているだけでは駄目だと思います。自分から動かなければ、追いつけません。
まずは、不要な資料を捨てたり、乱雑になったファイルを整理したりといった、小さなことから手をつけています。もう一つ変えたのは、上司への聞き方です。自分から先に「次はどうするんですか。計画を教えてください」と聞きに行くようになりました。イベントが急に決まることもあるので、決まっていることと、まだ決まっていないことを確認し、準社員の方へ事前に共有します。そうすれば、みんなの不安を少しでも減らせるからです。
一緒に働くのは、大学生のフロントスタッフと、午前のパートさん、準社員さん。指示を出す立場でもあるので、ネガティブな言葉は前向きな言葉に変えて伝えるようにしています。ただ、しんどいと感じるところはたぶん同じなので、「これちょっと面倒くさいですよね」と共感はする。一度、雰囲気ごとネガティブになってしまった経験があって、そこから気をつけるようになりました。
1年目はとにかく覚える年で、2年目は、去年こうだったから次はこうなるよね、と自分で計画を立てられるようになった年。3年目の今は、準社員さんも含めてどうやったらみんなが楽しく働けるかを考えるようになりました。
最後に、就職・転職を考えている人へメッセージを
施設によって働き方は異なりますが、コーチと一緒に働く機会が多く、私も日々、元気をもらっています。
接客だけでなく、事務作業も経験できます。自分でPowerPointや料金表をつくることもあります。「これをやってみたい」「これを学びたい」という思いがある人なら、楽しめる仕事だと思います。人と関わりながら自分も動き、いろいろなことを試してみたい人に向いているのではないでしょうか。
私自身、とても働きやすい環境だと感じています。困っているときに、フォローしてくれる人がいるからです。今の職場の人間関係で悩んでいる人には、一度ITCに来て、実際の職場を見てほしいです。


